今年も脳天気な晴天の中、米国ラスベガスのLVCC,SECC、Hiltonでコンピュータの祭典(ビルゲイツが登場するキーノートスピーチはアラジン)が開催された。お馴染みのAdultdexは、インペリアルパレスで開催された。
昨年も参加したが、今回のCOMDEXはLVCCが工事中の為か(通常サイズの出展コマの空きが多かったが)若干規模が小さかった様な気がした。面積ベースで半数は、台湾、韓国、日本等のアジアのメーカーだった。
一説によればMicrosoftがWindows98を発表していないからだともいわれている。そういえば最近Windows95がOSR2でサポートしたUSB、出荷実績が伴ってきたDVDが元気よく出展されていた。(DVDの規格なんてアズイスの世界のUS市場では関係無いようだ)昔からPCの為だけの祭典とやゆされたCOMDEXではあるが、ついにMicrosoft陣営だけの祭典と言っても過言ではない状況になっている。昨年は参加していたNetscapeが参加せず規格対立をみせているのはCPUメーカだけ。確かにLVCCにいると”Microsoft
is No1"と錯覚してしまう。
US受けするフットボールで対抗製品を比較したCyrix | 対抗のIntel。人形グッズが不気味だけど人気大 | ||
PDAではNo1LVCCの入り口で頑張る日立。そういえば今回のイメージポスターはオフィスワーカのお尻に火が付いて走り回っているものだった。 | 日立SH3のミントチョコレート |
モバイル
SH3で善戦している割に”米国ではスモールコンピュータは育たない!”と言ったのは日立のエンジニアであるが、Windows95/NTネィティブのサブノートならいざしらず今回もPDAに特化した製品は続々でている。特にマジックNoの3.0に近づいWindowsCE2.0は、純粋な32bitOSとしてWindowsNTを補完するOSとして完成に近づいてる。CASIOなどは早速1.0ユーザ向けに2.0のアップグレードサービスを開始していた。Microsoft文化圏では、勝手な予測だがPlarmPilotの様なPDAを通常コミニュケータとして身につけ、WindowsCEをサブノート、WindowsNTをデスクトップとして使用する様になるのではないだろうか?この時、Windows98は死滅しているかもしれない。
あのRODELEXのREXと呼ばれるこのPDAは、入力こそほぼ不可能であるが、IBMのChipCardの様にメインPCの移動中の補完機能として十分にその役割を示す事ができる。 | 3ComのPalmPilot。去年のCOMDEXの時にWindowsCEに隠れて登場したこのPDAは瞬く間にUSの主要PDAとなった。これはNotes連係をうたったIBMはOEM。 | ||
PalmPilotと同様のコンセプトの製品がUSシャープとTIから発売された。これはTIのモデル。 | 英国生まれのPSION。結構、いいデザインと使い勝手だがいかんせん拡張するのが大変。 | ||
WindowsCEに初参戦のUSシャープ。PDAでは何が必要かよくわかっているのでこんな装備になる。これはいい!! | NECのWindowsCEマシンは、モバイルギアと同サイズ。リブラーには使いやすいサイズ。CEのサブノート化を予感させる。これからのCEはこんなサイズも続々登場して欲しい! | ||
韓国ASTの携帯電話は、蓋を開くとWindowsCEが使用できる。ソフトモデムで19.2kの通信ができる。 | PCMCIAスロットも装備。韓国での発売は来春、USでは来夏前との事。日本での発売予定は無い。とても残念。 | ||
US、ATI社のウェアラブルPC。去年も出展されていたが、その作りはよりいっそう完成度が増していた。 | これがキーボード。ほとんど日本の特撮戦隊物かアニメの気分!”あなたなら何に使いたいか?”と彼女達は質問しまくっていた。 | ||
ヘッドアップディスプレイにはCCDカメラも搭載されている。彼女達は2名1組でLVCC中を歩きまわっている。SFだぁ | これはIBM、Netscapeなどが共同開発したネットワークカー”NetVihicle”車体の状況をネットワークを介してサーチしたり制御できる。 | ||
COMPAQとAireMediaが発売したMobile用無線Internet。ノートパソコンの画面につけられたスピーカー状の装置がアンテナ兼デコーダ。Pointcastのようなサービスが受けられる。CEにも対応。サービスエリアはUSのみ。 | USでは著名な地図ソフトのDeLORMEのGPSキット。ノートパソコンのみならずPermPilotをサポートしているのが最大の特徴。そういえば日本の雑誌PCWAVEで苦労してたのにあっさり販売されているなんて。 |
マイクロストレージ
冒頭書き忘れたが、COMDEXの良さは”参考出品”が少ないこと。予算が許すならば交渉すればその場で買えるし、COMDEXに合わせて出荷されているからパソコンショップへ行けば買える。マイクロストレージはモバイル向けのバックアップ、データストレージとして使用できる。
日本でも紹介され注目されている脱着式HDD”Shark”270MB。このHDDの登場は”ZIP”等のDiskの小型化に拍車をかけた。 | ZIPドライブを販売していた”1”は、モバイルにも使えるディスクストレージ”Click”を発表した。今年のCOMDEXではいたるところで”Click”のノベルティが出す”Click!”の音が響き渡っていた。 |
セキュリティ
VirusBasterは、ハードウエアを併用してブートセクタ等を保護するVirusワクチンソフト。ジャパニメーションの様なキャラクタが目を引いていた。 | InternetBankingも本格的に動き出している。日本でお馴染みのCITIBANKも新しいサービスのPRにやっきだった。 | ||
PandaSoftwareのVirusuチェックサービス。同社のソフトウエアをインストールしプレミアムエントリをすると24時間365日のHelpDeskサービスを受けられる。社名も社名だが、サービス名が”24h365d”とは.. |
その他
PanasonicのInternet対応プリクラ。デモは長蛇の列だったがほとんどアジア系(日本人??)だった。 | LAPTOPの携帯端末用鞄の新製品。色はこのほかに黒がある。使ってみてよくわかる部分に補強材が入っており軽くて使いやすそう。 | ||
OAGHAIR。この図のように座るときに足経由で腰に結ぶと姿勢が矯正され体が楽になるというしろもの。 | 会場で試着ができるのだが、ほとんどの試着者は購入していた。どちらかと言えば効果で買うというより説明員の押しで買わされる感じ。 | ||
ASTのブースでは、火星探検車で今年話題になったマーズパスファインダの実物大模型が展示されていた。それをシミュレーション(遊びレベル)できるコーナーがあった。 | PCから専用のリモコンソフトで自由にQcamを搭載した探検車の模型を赤い砂の上で遊べるのはなかなか楽しい。 |